何時までも泣いてても仕方ないって思っても、 涙ってなかなかとまらないものですね。 おなかの子にそれが伝わらなきゃいいって切に思う… 15週目に入りました。 早い人だともう胎動とか分かるころなのかな、と思う。 私もかなり前からだけど、子供が動くのを感じたくておなかに手を当てている事が増えた。 かすかに、これ、子供の脈かな?それとも自分のかな?っていうのはたまに感じる事がある。 だけど、よく言う「おなかの子が蹴飛ばすのよ」とかいうのは、感じない。 まだ小さいからだってずっと思っていたけれど… 今日、ふと思い当たった。 背骨が半分ぐらいまでしか見えないって言われた我が子。 そっか。蹴りたくても蹴れなかったのかもしれない。 超音波で手は見えたけど、こないだは足はよく分からなかった。 つまりは、そういう、こと。 そう思い当たったら、とても哀しくなった。 仕事の帰り道、泣くまいって空を見上げながら帰った。 まだ、何時、とは決まっていないけれど。 多分きっと、遅くても年内にはこの子とお別れしなければならない。 残された時間はどれぐらいなんだろう。 その時まで、おなかの中で懸命に頑張ってしまうんだろうか。 それとも、待てずにひっそりと逝ってしまうんだろうか。 外へ出てきても、数時間も生きていけないなんて、神様は酷すぎる。 障害が残っても何でも、生きていてくれるなら必死に守ったのに。 願うのは、今、苦しくないかって事。 ごめんね、守りたいのに守れない。母親なのに、あなたを望んだのは私なのに。 職場では上司が皆に話してくれたのか、優しい距離をとってほうっておいてくれる。 だから、私もそれに甘えてその時だけは全て忘れて仕事に没頭する。 でも、ふとした瞬間に思い出してしまう。 流石に職場では泣かないけど、帰り道がまずい。 診断を受けた日からぐるんぐるんと色々考えた。 ううん、考えてる気分なだけで実際には思考は止まってたのかもしれない。 気がつくとボロボロ泣いてて、こんなに大事だったのかって思い知らされる。 でも、泣いてるだけじゃ前に進めない… だから、決めたよ。 その日が来るまでは、今まで通りのんびりのんびり過ごすよ。 診断受けたことなんて忘れて、極普通の妊婦のようにコーヒーもお酒も我慢して、 鳥を見つけたらあなたのために少し長めに見上げて、心の中で話しかけて 旦那の帰りの遅い時は、あなたと一緒に「パパおそいねぇ」っていいながら待って、 あなたとおいしいもの食べるために、たくさんたくさん料理をして。 週末には晴れたら一緒に動物園でもいこうね。 そして夫婦とおなかの子の3人で写真をとろう。 まだ、めだってすらいないおなかだけど、それが家族写真。 1枚はずっと私たちの手元に、1枚はお空に行くあなたに。 泣いてちゃダメだね。 きっと笑ってる方があなただって嬉しい。 そう信じてるから、いつも通りに過ごすよ。 中絶で出てきたあかちゃんは、つらそうな顔をしている、なんて話を読んだ。 あなたがそんな顔をしていなくて済むように、 本当に短い間だけど、思い出をあげられたらいいなって願うよ。 PR 忍者ブログ | [PR]
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