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めーたろうな日々
アクセや雑貨の手作り記録と、我が家の王子様メイタロウ(ホーランドロップイヤー♂)の日記です。
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あれから、10日が経ちました。


週末に、両方の実家と、旦那側の本家に挨拶をしにいってきた。

父の言動を考えると、絶対一言は文句を言おうと思ったのに、旦那はやめなさいという。
一番父の暴挙で傷ついているはずの旦那にそう言われてしまうと、怒るに怒れない。
結局、「孫の顔も見せられない娘でごめんなさい」と謝る事しかできなかった。
旦那はそれでいいという。
私は感情が昂ぶっていてよく分からなかったけれど、父は泣きそうな顔をしていた、と。
旦那は、多分、私よりもずっと大人だ。

旦那の実家に挨拶に行くとお父さんだけで、お母さんは本家?の方にいた。
こちらが伺うって伝えた時間ごろに、気がついたら叔父や叔母が集まっていて、お母さんが入院中顔を出せるようにしてもらったお礼で行ったはずなのに、逆に気遣われてしまった。
時代が時代なら、子供できない嫁なんて…って追い出されても仕方ないのに。
気遣いに対して、何も返せない自分が悲しい。


月曜の今日は、退院後の診断だった。
超音波で確認した所、少し血の塊が残っているけれど子宮口は閉じたとのこと。
特に問題なしだが、血を出し切ってしまおうという事で、収縮剤が処方された。
胎盤からの染色体検査の結果は、羊水検査よりもずっと時間が必要でまだ数ヶ月かかるらしい。

あの時にお世話になった助産婦さんは、立て込んでいてこれないので…と、違うけどやっぱり顔なじみの助産婦さんが、「預かってきました」と手紙をくれた。
気遣う言葉が沢山書いてある手紙。
受け取った時に、なぜかまた既視感を感じた。
今回の件では、これで2回目か3回目だ。
手紙を届けてくれた助産婦さんに、作ってきたおくるみと彼女へのお礼として渡して欲しい、と、手作りのシュシュを預けた。
診察後に、無事届けてくれた&おくるみも産婦人科の方でちゃんと使ってくれると教えてもらった。
私が、あきらにもらったフードで救われたように、あのおくるみが誰かのためになればいいと思う。




振り返って思う。
先週1週間は、やっぱり、ハイだったんだなぁって。


どうして、誰も責めてすらくれないんだろう。
理由が何であれ、あきらを殺したのは、私だ。
なのに、優しい言葉ばかりで、誰も私に罪を問うことをしない。
労わりの言葉ばかりで、誰も私を裁いてはくれない。

そういうと母はそんな言い方するもんじゃない、って言う。
旦那は「決断したのは自分だから、自分を責めなさい」って言う。

だけどさ。
あきらにまともな体をあげられなかったのは私で、産み落とすことで殺したのも私だ。
周りは口をそろえて、あのタイミングが最良だったんだって言う。
だけど、あきらはまだあの時生きてた。
めちゃくちゃになってる体で、それでも懸命に生きてた。
生きようと足掻いてた。

私は、あの子がおなかの中で息絶えるまで待つことだってきっとできたのに。
入院が決まっても、行かずに最期まであの子を抱き続けることだってできたのに。
私の体の負担云々なんて言葉で皆が勧めるままに、生きてるあの子を殺してしまった。
自分の命で子供が助かるならそれでいいって本当に思っていたのに。
なのに、私だけがおめおめと生き残ってしまった。
罪の償い方も分からないまま、生き恥を晒してる。

今日、超音波でみた画像に、当然だけどあきらはいない。
空っぽの子宮に、名残のように血の塊だけが映ってた。



ふとした瞬間に、自覚もないまま涙が流れてる。
ショッピングモールでベビー服をみたとき。
誰かに優しい言葉を掛けられたとき。
病院の待合室でぼーっと空を眺めてるとき。
一人で食事をとっているとき。
そして、こうやって日記を書いているとき。

涙は、体のなかのストレスを吐き出すんだ、なんて何かで読んだ。
だとしたら、あの子を殺した私には泣く資格なんてきっとない。
なのに、放っておくと今も涙が勝手に出てくる。
この目を焼き潰してしまえば涙腺もなくなるだろうかって、本気で考えてる自分がいる。
だけど…そんなことをすれば、旦那はきっともっと自分自身を責めるんだろう。
私は、自分を責めたいだけで旦那を苦しめたいわけじゃない。



病院に付き添ってくれた母が、私を元気付けようとクリスマスの話をしてた。
でもね、母さん、私、こんな自分が何かを楽しむなんてしていいと思えないんだ。
そんな資格、私にはないって思うんだ。
そういう言い方するなって、怒るのもわかるんだ。
だけど、今の私には無理だよ。
どうやって自分の罪を償えばいいのか分からないんだもの。
私、自分の子を殺してしまったのに楽しむなんてしていいの?
ねぇ、そもそも、私、本当に生きてていいの?



空を見上げると、あきらが心配そうにこちらを見ている気がする。
愛してるよ。ごめんね、あきら。
私もそっちに行きたいって言ったら、きっとあきらも怒るんだろうね。
死は逃げにしかならないから、ちゃんと乗り越えろって言うんだろうね。
わかってるよ。
わかってはいるんだよ。

だけど、どうしたらいいのか、私にはわからないんだ……





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