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めーたろうな日々
アクセや雑貨の手作り記録と、我が家の王子様メイタロウ(ホーランドロップイヤー♂)の日記です。
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明日から、入院してきます。

月曜日、ダメ押しの診断を受けてきました。
今回の付き添いは母。
15時からの予約だったのに、立て込んでいたみたいで診察を受けれたのは17時半ぐらい。
早めについて14時半ごろから待合室に居たから、結局3時間、何をする気にもなれずぼーっと待ってた。

エコーを見ながら診断を受ける。
影でしか見えない我が子は、羊水が足らなくて狭そう。
おなかの水は増えていて、前にも見えた丸い部分以外にも水が溜まり始めてた。
背骨はやっぱりちょっと曲がってる。
でも、初めの診断のLimb-body-wall-comprexなのか、それとも狭くて体を縮めてるのかもよく分からない。
以前なら、赤ちゃんの姿に見えたのに、今はもう頭の部分以外はよくわからない…
手や足もどこにあるのかわからないし、ただ心臓が小さく脈打ってるから生きてるんだなって分かるだけ。
羊水の場所が足らなくて、見えないだけならいいなって願う。
どちらにしても、狭いよね。苦しいよね。ごめんね。

診断は前回と変わらない。
恐らくは尿道閉鎖。他のものも併発してるのかもしれないし、Limb-body-wall-comprexの可能性も消えてない。
どちらにしても、状態はよくない。ううん、とっても悪い。
前回話した通り、7日から入院で良いですね?、と確認されて頷く。
「辛いかもですが、今回は断念して正解だと思います」
って、先生は言う。
だけどさ、私には何が正解なのかなんてわからないよ。
ただ、分かるのは、ものすごく哀しいってことだけ。

希望があれば胎児や胎盤を調べます、って言われた。
それってチビスケを解剖するってこと。
いやだって言いたいのに、うまく口を挟めないままその説明になった。
遺伝的に上手く子供ができないこともあるからって言われてしまうと、口を噤むしかできない。
もし、もう一度だけ頑張ってチビスケが戻ってこれるようにってしようとするなら、ある程度は調べなきゃいけない。

中絶同意書の話や、この週数での中絶の危険性についても説明された。
陣痛促進剤を使うこと、必要なら胎盤をかきだす?手術もすること。
万が一上手く行かなかった時には、私の体にもかなり問題が出るかもしれないなんてこと。
正直、もう私の体のことなんてどうでもいいよ、って思って聞いてた。

診察が終わった後、看護師さん?助産師さん?が入院の事とかを説明しにきてくれた。
あまりに診察の時間が遅かったから、入院の手続きは連絡をとってやってくれたらしい。
チビスケの火葬の事とかは、旦那が先に確認事項を紙にまとめておいてくれたから、そのままそれを読みつつ説明してくれた。
他に質問はありますか?ってものすごく親身になって訊いてくれるから、つい。
「うちの子はものすごく可愛そうな姿をしてるかもしれない…見ないで済むようにする事はできますか?」って訊いてた。
実際には、半分もちゃんと言えてなくて病院なのに途中で泣いてしまった。
そしたら、落ち着くまで待ってくれて、勿論そういう風にすることもできるし、でも終わった後に気が変わる事もあるから、そういう時は夜でも会えるようにしてくれるって。
見送るのにやりたいこととかあるなら、相談に乗るからって言ってくれた。


診察も説明も終わった後に、入院の前準備みたいな採血の検査があって。
いつもなら中々血がとれないような私なのに、検査技師さんが一発でこともなげに採ってくれた。
その人は仕事をしただけなのかもだけど、それにもちょっと救われた。

会計の時に、今回と入院の時は実費だって言われた。
こういう理由での中絶でも、保険は使えないんだそうな。
高い診察料を払って、病院を後にする頃には、もう真っ暗。18時になっていた。
あれこれ気を使いながら付き添ってくれた、母に申し訳ないなぁって思った。


帰りのバスの中、なんとなく携帯をチェックしたら、メールが一通来てた。
散々親身に相談に乗ってくれてた職場の上司からだった。
郵送した年末調整の書類が届いたってことと、休む直前にやってた仕事、クリスマスキャンペーンでお客さんに配ろうって言ってたキャンドルを1つ、私にも送ってくれたってこと。
ちょうどバナーを作る時に、写真を見せてもらって「かわいい!」って私が言ってたのを覚えてたみたい。
職場ではいつもXXさん、って苗字なのに、今回のメールだけ最後に「頑張れ!XXX」って名前になってた。
自分だって今大変だろうに、そんな細かな気遣いが嬉しくて、泣きそうだった。

帰りの電車の中、鞄になんとなくまだつけていたマタニティーマークを見て、席をゆずってくれようとした人が居たけど、ありがとうって笑って断った。
確かに、チビスケはまだ私のおなかの中に居る。
だけど、もう私はきっとこの子の母親だなんて名乗れない…



帰った後、旦那と同意書の1枚1枚に署名と捺印をした。

昨日の晩は、よく眠れなかった。
ううん、実際にはもうずっと前からちゃんと眠れていなかったかもしれない。
起きてる間もすぐに疲れてしまうし、眠い時も多い。
旦那はたまにうなされてたなんて言う。
起きた時に、泣いた後のように頬がカピカピになってるときもある。



作っていたおくるみも編み終わって、荷造りもほとんど終わって。
もう、他にする事もないから、このブログを書いてます。
もうちょっとしたら、旦那用に私が居ない間に食べてってことで、カレーを作っておくつもり。
多分、それで準備はおしまい。

次にこのブログを書くのは、退院して、チビスケをお空におくって、落ち着いてから。
何もなければ、今度の日曜日にはチビスケはもうこの世界に居ない。
そのちいさな体も、煙になって空へと帰ってしまう。




きっと、今も、小さな体で戦ってる。
運命に抗おうと、ただ、動かせるのは心臓だけでも、それでも生きようとしてる。
もしかしたら、痛くてつらくて気絶してるかもしれない。
ひたすらに眠り続けてるのかもしれない。
でも、まだ、生きてる。
崩れてしまった体で、生きてる。

私は、この子にいったいなにができたんだろう。
ごめんね、辛い思いしかさせてあげられなくてごめんね。
このあと、もっともっとつらい事が待ってる。
痛くて苦しい事が待ってる
なのに、それをとめることすら、もうできない。

ごめんね

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